ここ数年前から日本における映画事情が変わってきた様に思える。具体的には邦画の人気上昇、比例して洋画の人気低下だ。主に90年代後半頃から邦画は業績を伸ばし始めてきた。ここで、歴代の日本公開映画興行業績ランキングを確認してみよう。まず第1位は大きくニュースでも扱われた「千と千尋の神隠し」。第2位が感動の名作「タイタニック」。第3位がシリーズ初回作「ハリーポッターと賢者の石」。続いて「ハウルの動く城」「もののけ姫」「踊る大捜査線2」となっている。一昔前ではトップ10に洋画が名を連ねているのが当たり前だったが、昨今では邦画が半数以上の割合を占めている。なぜこの様な流れになってきているのだろうか。まずトップ10を見れば分かる様に、4作品もランクインしているスタジオジブリ作品の影響は間違いないと言える。自然を題材とした宮崎駿監督作品は子供から大人、誰からも愛されている。他の作品でもハリウッドにも負けないCG技術や映像技術を駆使した作品もあるが、3月に公開され大ヒットとなった「おくりびと」の様に、製作コストは低いものの、時間をかけて作り込んだ作品が注目されている。今年のゴールデンウィークの興行収入を見ても、第1位から「名探偵コナン」「GOEMON」「レッドクリフ」「仮面ライダー電王」「クローズZERO2」と、トップ5に邦画が4つもランクインしている。

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